天然歯のような見た目と咬み心地をインプラントで
入れ歯やブリッジは歯を失った際の補綴(ほてつ)治療として広く普及していますが、機能・審美の面でデメリットも存在します。それに対してインプラント治療は、美しい見た目や自然な咬み心地、さらには周囲の歯にダメージを与えないなど、さまざまなメリットがあります。そのため、近年では認知度も高まっているのです。港区・天王洲アイル駅近くの歯医者「小川歯科」では数多くの症例があり、安全で確実なインプラント治療を実現します。
インプラントなら当院にお任せください
当院は平成12年にハーバード大学にて行ったインプラント治療のケースプレゼンテーションで最優秀賞を獲得しました。現在では、年間100名以上の患者様に対して治療を行っている実績があり、十分なトレーニングや学会出席などインプラント治療に関しては絶対の自信を持っています。
インプラントの治療例
当院のインプラント治療は、さまざまな症例に適用しています。こちらでは当院で行った治療例の一部をご紹介します。
1本のインプラント
歯を1本失ってしまった場合、従来なら欠損部の両側の歯を削り、それを支えにして人工歯を被せる「ブリッジ」という治療が一般的でした。しかし、ブリッジは支えとなる両側の健康な歯を傷つけてしまいます。そこで当院では、周囲の歯に影響の少ないインプラントをおすすめしています。インプラントは隣り合った歯を削る必要がないので、将来的な歯全体の寿命を延ばす効果もあります。
治療内容
-
インプラント体と呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋めます。
-
周囲の歯にダメージを与えずに、天然歯のような見た目と咬み心地を取り戻すことができました。
主訴 | 抜けている歯を元に戻したい。 |
---|---|
治療費 | インプラント治療40万円 歯肉移植10万円 |
治療期間 | 5ヶ月 |
治療経過 | インプラント埋入後3ヶ月待ち、歯肉移植、その後セラミック治療 |
リスク | タバコや糖尿病・骨粗鬆症では感染しやすく、内科・整形外科等の先生と一緒に治療を行う。 |
前歯のインプラント
インプラントは高い審美性が求められる前歯にも適用しています。こちらの治療例では、上前歯の3本にインプラントを使用しています。
治療内容
-
上前歯3本を抜歯後、インプラント(人工歯根)を埋入します。
-
インプラント(人工歯根)の上に見た目や品質に優れたセラミックの人工歯を取り付けて治療は完了です。
主訴 | 前歯を綺麗に治したい。 |
---|---|
治療費 | 矯正費20万円 インプラント3本120万円 骨造成10万円 歯肉移植5万円 |
治療期間 | 8ヶ月 |
治療経過 | 矯正4ヶ月、その後インプラント外科、7ヶ月のに歯肉移植、最後にセラミック治療 |
リスク | タバコや糖尿病・骨粗鬆症では感染しやすく、内科・整形外科等の先生と一緒に行う必要がある。 |
やせた骨を太くする治療
重度の歯周病に感染すると、歯を支える歯肉や顎の骨が溶け、歯が自然に抜け落ちてしまうことがあります。この場合、インプラントを埋入するための骨が足りず、治療できないケースがあります。当院では、そのような症例でも減少した骨を増やす「骨再生」を行うことで、インプラント治療を可能にしています。
治療内容
-
まずは骨再生手術で、インプラント(人工歯根)を埋入するための骨を再生します。
-
十分な骨量を確保できたらインプラント(人工歯根)を埋入します。この際、併せて口腔内の色調整も行います。
-
骨が痩せてしまった状態でもインプラント治療を行うことができました。ただし、本来ならば歯周病がここまで進行する前に治療を行うことが大切です。
治療費 | 10万円 |
---|---|
治療期間 | 5ヶ月 |
治療経過 | 骨の安定まで5ヶ月は待つ必要がある。 |
リスク | 移植骨を他の部位から採取する必要がある。移植材(人工材料)を用いる場合は適合しない可能性がある。 |
すべての歯をインプラントに置き換える
すべての歯を抜歯しなくてはいけない状態でもインプラントは適用します。歯の機能を回復させるために入れ歯という選択肢もありますが、より美しさと快適さを求めるのであればインプラントがおすすめです。
治療内容
まずは治療箇所となる部分の抜歯を行い、その後インプラントを埋入します。最終的に美しく咬み心地も良いセラミックの人工歯を装着することで機能を回復します。 |
レントゲン | 前から見た様子 |
---|---|
上顎内部の様子 | 下顎内部の様子 |
治療費 | 700万円(上350万円・下350万円) |
---|---|
治療期間 | 12ヶ月 |
リスク | タバコや糖尿病・骨粗鬆症では感染しやすく、内科・整形外科等の先生と一緒に行う必要があり、骨造成も行う場合が多い。 |
抜歯後即時埋入インプラント
通常のインプラント手術は、抜歯後に歯肉が治癒してから顎にドリルで穴をあけてインプラントを埋入します。しかし、事故など予期せぬトラブルに見舞われて歯を失ったり、欠けたりした際には、必要に応じて即インプラントを埋入する手術を行うことも可能です。
治療内容
-
唇側の骨を傷つけないよう注意しながら、ペリオトームという専用器具を使って抜歯を行います。
-
唇側層板骨量(唇側の薄い骨)を確認するため、慎重に歯周組織を診断・剥離します。インプラント(人工歯根)の最適な大きさ・形状を再度確認し、挿入位置を確認しながら埋入していきます。
-
型採りの後、仮歯を使って歯肉の形を周囲歯肉とマッチさせるための処置を行います。周囲歯肉との形状や関係は仮歯によって診断が可能です。その歯肉の形に合う土台をポーセレン(セラミック)で作ります。
-
インプラント(人工歯根)と顎の骨の結合を確認し、人工歯を取り付けて治療は完了です。一見だけではインプラントであることがわからず、この症例の場合は術後3年が経過したしても変わらない状態を維持できています。
治療費 | インプラント40万円 骨移植5万円 歯肉整形5万円 合計 50万円 |
---|---|
治療期間 | 6ヶ月 |
リスク | タバコや糖尿病・骨粗鬆症では感染しやすく、内科・整形外科等の先生と一緒に行う必要がある。 |
当日に新しい歯を入れることも可能です
「インプラント治療は時間がかかる」というイメージがある方も多いかと思いますが、最近では「ワンデー治療」と呼ばれる、オペ当日に仮歯を入れる治療法もあります。ワイデー治療でインプラントを埋入すれば、手術当日から食べものを咬むことができます。
治療内容
-
歯ぐきの切開を行わずにインプラント植立を行います。切開しないので、痛みは最小限に抑えられることもワイデー治療のメリットです。
-
当日のうちに仮歯の製作を行います。事前準備ができていればオペ完了から約2時間で仮歯を入れることができます。
-
周囲の歯と色をマッチさせために、シェードテイキングと呼ばれる色合わせを行います。
-
当日のうちにインプラントの植立と仮歯の装着が実現しました。色合わせのおかげで周囲の歯とも調和しています。
治療費 | 50万円 |
---|---|
治療期間 | 5ヶ月 |
治療経過 | 抜歯直後にインプラント埋入・即日に仮歯。4ヶ月の後に歯肉を整えて完成。 |
リスク | タバコや糖尿病・骨粗鬆症では感染しやすく適応外。インプラント仮歯での咬合等でインプラントが接合しない場合もある。 |
骨造成とは
骨造成とは、骨を増やすために行う手術の総称です。
当院では骨が不足している場所に自家骨を優先し、数ヶ月間の治癒期間を経て骨を再生していきます。
- 外科的侵襲が多く、時には痛みや痺れが残る場合もあります。(個人差が有ります)
- 全身疾患のある方や喫煙される方等は、創面の治癒不全のリスクが高くなります。
〈リスク・副作用〉
歯肉移植とは
歯肉移植とは、歯ぐきが減って前歯などの露出が増えている場合に、別の場所から歯肉を移植して歯ぐきを増やす治療法です。
- 術後の腫れ・痛みを伴うことがあります。
- 治療後、移植元の口蓋と移植先の歯ぐきがしっかりと治癒するまで1週間~1ヶ月間の治癒期間が必要です。
〈リスク・副作用〉